研修理念

医師としての人格を涵養し、将来の専門性にかかわらず医学、医療の社会的ニーズを認識しつつ、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリケアの基本的な診断能力(態度、技能、知識)を身につける。

研修基本方針

  • 患者・家族の価値観や考えを尊重し、患者にとって最善の医療を行う。
  • 多職種による協働の重要性を理解し、チーム医療に積極的に参加する。
  • 医療人としての社会的役割を理解し、地域医療連携に貢献する。
  • 専門医となる素地として、プライマリケアに必要な基本的知識・技術を習得する。
  • 最新の知識・技術を習得するために、常に研鑽する姿勢を自らのものとする。

目標

当プログラムの目標は、大学歯学部や歯科大学で修得した基礎的知識を臨床応用する能力を養い、厚生労働省指針の「歯科医師臨床研修の到達目標」に到達・達成することにあります。また、研修期間中の学会発表等の学術面での活動も奨励しています。基本的に全方面に習熟した歯科医師の育成を目標としています。

プログラム

研修ツール

経験症例の登録には専用のツール(ファイルメーカー)を使用しています。電子カルテシステムと同じ端末でスムーズに登録ができ、到達状況も自動的に集計されるので、研修の進捗状況を把握しやすくなっています。

充実した教育・サポート

縫合実習

マンツーマンで手取り足取り実習します。

院長先生に教えていただける機会もあるかも!

静脈注射実習

研修医同士で練習を行います。

お互い緊張しながらの実習です。

新入職員研修

座学だけでなく、東福寺での座禅やチームビルディング研修などアクティブな研修期間です。

様々な研修を行う中で、自然と同期との親睦が深まります。

全職員対象講習会

職種を問わず、定期的に医療安全や感染対策などに関する講義をオンラインで受講します。

医療従事者として必要な知識を共有する大切な機会のひとつです。

フォローアップ研修(入職2年目対象)

仕事にも慣れ、周囲も見えるようになった頃、再度全職種の同期全員で集まります。

困っていることや悩みなど様々な思いを共有します。

接遇研修

患者さんやそのご家族への対応、職場でのコミュニケーションについて学びます。

接遇にまつわる理論や、様々な言い回し・フレーズなどを習得できます。

教育研修推進室について

京都第一赤十字病院の教育研修体制に興味を持っていただき有難うございます。

当院の教育研修は、学生実習(医学生クリニカルクラークシップ、その他医療系学生含む)、初期研修(医師・歯科医師)、専門研修(内科・麻酔科・救急科)、新規採用職員の教育研修など多岐にわたり、それぞれの委員会が重積を担っています。一般的な臨床研修病院では聞き慣れない名称かも知れませんが、「教育研修推進室」はこれらのタスクを統括する部門であり、副院長2名、関係診療科部長3名・副部長1名、医師2名、人事課事務職員4名とで構成されています。

沢田尚久
教育研修推進室長 副院長 沢田尚久

教育研修推進室の取り組み

臨床研修

当院は、卒後臨床研修評価機構(JCEP)の認定施設です。

JCEPは、臨床研修病院のプログラムや研修状況を評価し、医療の質の向上に貢献できる医師の養成に寄与することを目的としており、当院はその機構から認定を受けた臨床研修指定病院です。

初期研修

初期研修医の臨床研修を充実したものとするため、種類豊富なレクチャーの実施、研修進捗状況の把握とそのフィードバック、研修環境の整備、その他研修に関する全てのことにおいてサポートしています。研修中における体調管理や研修中の悩み、トラブルなどにも迅速に対応できる体制をとっております。

専門研修

新専門医制度における内科・麻酔科・救急科専門研修プログラムの基幹施設として、各プログラム所属の専攻医が円滑に研修を修了し、専門医資格を取得できるよう、研修進捗状況の把握と、プログラムの管理・運営、連携施設との連絡調整などを行い、専門研修全般のサポートをしています。

臨床実習

積極的に多職種の実習生・病院見学を受入れています。

医学生

複数の大学から「診療参加型臨床実習」を受入れており、各診療科との調整や開始時のオリエンテーションなど、実習がスムーズに実施できるようサポートしています。

その他

看護師、薬剤師をはじめとした医療に従事する様々な職種の臨床実習を受け入れており、受入部署との調整や開始時のオリエンテーションなど、実習がスムーズに実施できるようサポートしています。

新入職員研修

新入職員が社会人としての基礎を築き、当院での業務にスムーズに適応するために非常に重要な研修であると捉え、赤十字の活動、BLS、コンプライアンス、メンタルヘルス、防災訓練、接遇、チームビルディング研修等、講義形式のみならず、多職種でのグループワークや実践訓練も取り入れた研修を計画・実施しています。

当院の教育研修体制がどれほど充実しているかは、一度見学して貰えればわかると思います。百聞は一見に如かず。訪問をお待ちします。

研修医の一日

1日のスケジュール表

ポイント1

病院内は明るく、研修医ルームも1人ずつ机が支給されます。
また研修医ルームでは常に医科の同期と同じ空間にいるため、自然と仲良くなることが出来ます。仕事の後は、医科の同期と食事に行ったり、有給を使ってスノボや旅行に行ったりして、プライベートでも仲良く過ごしていました。

ポイント2

上級医にオンコールがあった場合、研修医も一緒に対応することがあります。
また、少人数体制であるため、自分に回って来る症例も必然的に多くなります。
口腔内出血や外傷の処置を上級医と行っていたことで、その経験を外来業務にも活かすことができました。

外来研修中心で多くの症例を経験できます
同期や先輩に囲まれ、楽しく研修できます!
研修医ルームは医科・歯科共用です

先輩からのメッセージ

歯科専攻医
歯科専攻医 大塚 美貴

初めまして、歯科専攻医の大塚です。当院での歯科の魅力についてお伝えできればいいなと思います。

まず1点目は、智歯抜歯、骨折、炎症等の口腔外科症例が多数あり貴重な症例を沢山経験できます。また、先生方も熱心で丁寧に指導してくださり、手技はもちろんのこと、入院管理についても実践的に学ぶことができます。

2点目は、さまざまな疾患を抱えた外来患者さん及び入院患者さんの歯科治療を行いますので、有病者歯科について学ぶ機会が多いことです。病院歯科ならではの貴重な症例も沢山あることは、専攻医として働かせていただく大きなきっかけとなりました。

3点目は、歯科専攻医は1人ですが医科の同期や先輩に囲まれて仲良く生活を送れることです。

1人で不安なことが沢山ありましたが、全身疾患のことで分からないことがあれば、同期や先輩方に相談できる環境が整っているのはとても勉強にもなり、また心強く思います。

長くなりましたが、興味をお持ちの方は是非一度見学にいらして下さい。

指導医からのメッセージ

歯科口腔外科部長 堀 智範

病院歯科研修をお考えの皆様へ
当院で研修を受けると、以下のようなことがらについて学ぶことができます。

  1. 基本的な外科処置
  2. 口腔外傷への対処
  3. 口腔がんを含めた口腔粘膜疾患の見方
  4. 全身疾患を有する患者への対応
  5. 医師との情報のやり取りの仕方
  6. 一般的な予防処置、保存処置、補綴処置(症例数は限定されます)

一般的な歯科処置に関しては、経験を積めばご自身で習得することができます。しかし外科処置や口腔粘膜疾患に関しては、口腔外科以外で勉強するところがありません。

皆さんの今後の歯科医師人生の糧になることは間違いありません。病院歯科での研修を考えてみてはいかがですか?

採用実績

令和2年度 日本大学 歯学部

令和3年度 朝日大学 歯学部

令和4年度 大阪歯科大学

待遇・募集要項

要項一覧
勤務時間 8時30分 ~ 17時06分
休日等 土曜日、日曜日(週休2日制) 国民の祝日 年末年始(12月29日から1月3日まで) 創立記念日(5月1日、11月20日)
有給休暇 年次有給休暇 6ヶ月勤務後に10日間 特別有給休暇 忌服、夏休など
給与 月 270,000円 時間外手当 夏期及び年末謝礼(150,000円) 住居手当(最大28,500円 ※条件あり) 通勤手当 ※条件あり
社会保険 健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
その他 学会出張時等に、1名あたり年間74,000円の範囲内で旅費を支給

よくある質問

病院見学について

  • Q.病院見学について申し込みの条件はありますか。
  • Q.病院見学は採用試験に影響がありますか。
  • Q.何か月か先の見学も申込できますか。

その他

  • Q.貴院ではどのような人物像の研修医を求めていますか。
  • Q.有給休暇の取得について
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