作業療法(OT)でよく対象となる疾患は脳卒中や整形疾患などです。上肢機能・ADLでは起居移乗、座位などの基本動作を練習することが多いです。学生の頃、急性期は機能練習が多いイメージでしたが、その人の生活に必要な活動をできるようにすることも大切だなと働く中で考えるようになりました。リハビリをしていても患者さん自身が何のためにやっているのか、どこに向かっているのかわからずに意欲が落ちてしまうことがあります。その時にその人がどういう生活をしていて、何が必要で何ができるようになりたいのかを知り目標を立ててその活動の練習、その活動に必要な機能練習を考えていきたいなと心がけています。とは言っても患者さんの状態によってはうまく進まないこともあります。そういう時は先輩に質問してどうしていけばいいのか一緒に考えてもらったり、自分で考えるヒントをもらったりなどします。紆余曲折あるとは思いますが一緒に楽しんでいきましょう!
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